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おそらく、この年の出来事で皆さんが何度も目にしている光景といえばこれでしょう。
「私はきょう引退をいたしますが、わが巨人軍は永久に不滅です」
そう、巨人軍 長嶋茂雄 選手の引退の年です。何度もこの映像を見ているせいでしょうか、30年も前の出来事とは思えないのですが、皆さんはいががでしょうか。
さて、同じ野球の話題に目を転じれば、この年、セントラル・リーグでは中日ドラゴンズ(与那嶺要監督)が優勝しています。そして、パシフィック・リーグで優勝したのは、あの
ロッテ・オリオンズ(金田正一監督) です。そして、ロッテは4勝2敗で日本シリーズも制しています。
当時のロッテはホーム・グラウンドを持たずジプシー球団と呼ばれていました。しかし、準ホーム・グラウンドといえる球場がありました。それが宮城球場です。しかし、悲しいかな、日本シリーズは一度も宮城球場ではおこなわれませんでした。
さらに、スポーツの話題。この年の7月、北の湖 が史上最年少横綱になりました。この年の全6場所のうち、北の湖が2場所を制し、輪島が3場所を制しています(あと1つは魁傑)。
それに、ガッツ石松 が世界ライト級チャンピオンになっています(この時ガッツポーズ誕生。異説あり)。横綱輪島の親戚、輪島功一は、この年、6度目の防衛に成功するものの、7度目で王座を失っています。
ちょっと、おかたい話に進むと、時の首相は「今太閤」、「コンピュータ付きブルドーザー」といわれた
田中角栄。しかし『文芸春秋』が暴いた金脈問題で辞任。後任は
三木武夫。それから、30年ぶりにルバング島から 小野田寛郎元少尉
が帰国しました。また、沖縄返還を実現した 佐藤栄作 元首相がノーベル平和賞を受賞しています。
ここからはやわらかい話題を羅列していきます。幸福行きの切符
(北海道広尾線)。ゲイラカイト (外国産の凧はよく上がりました)。電気餅つき機、蛍光ラインマーカー、カップ焼きそば
の初登場。紅茶きのこ もありました。ここでちょっと説明したいのが
ストリーキング。ストリーキングとは若い男女(年配の方もいたのでしょうが)が全裸で街中を走り回るというものです。60年代カウンターカルチャーの名残りなのでしょうか、ちょっと意味不明です。 アメリカで始まったストリーキングは日本にも上陸し、3月に銀座の歩行者天国で女性が実行しました(現行犯逮捕)。
テレビでは、「寺内貫太郎一家」(樹木希林のジュリー!)、「傷だらけの天使」(萩原健一がトマトをかじり牛乳を飲む)、「赤い迷路」(山口百恵主演の赤いシリーズ第1作、もちろん父親役は宇津井健)。アニメは「アルプスの少女ハイジ」、「宇宙戦艦ヤマト」。NHKの大河ドラマは「勝海舟」(病気のため、渡哲也から松方弘樹に主役交代)、朝の連続ドラマは「鳩子の海」。子役の斉藤こずえは評判を呼びました。それに「レッツゴーヤング」。フォーリーブスが出てました。
「くいしん坊!万才」も始まっています。初代くいしん坊は渡辺文雄。宍戸錠は4代目、梅宮辰夫は6代目。現在の松岡修造は11代目だそうです。クイズ番組の「霊感ヤマ感第六感」。フランキー堺は3代目司会者。初代はロイ・ジェームス、2代目は野末陳平。1984年まで続きます。「一目会ったその日から恋の花咲くこともある」の「パンチDEデート」。こちらは1985年まで。司会は西川きよしと桂三枝。フィーリングカップル5対5の「プロポーズ大作戦」は前年1973年から。司会はやすし・きよし。ついでに、大食いコーナーで有名な「ラブアタック」は遅れて1976年から(もう区別がつきません……)。
文学では、ベストセラーはリチャード・バックの『かもめのジョナサン』。映画化されてます。それに、五島勉の『ノストラダムスの大予言』。著者は東北大法学部出身。世界は1999年に終わると子供たちの脳裏に焼きつけた人物です。
イスラエルの青年ユリ・ゲラー(元マジシャン)が初来日し、スプーン曲げに日本中が騒然としました。フォークも曲げるらしいです。オスカル!アンドレ!の「ベルサイユのばら」ブームもこの年。宝塚歌劇が舞台化したのがきっかけ。
映画は『砂の器』(加藤剛、丹波哲郎、加藤嘉出演)。外国映画では『ゴッドファーザーPART2』、『エクソシスト』、『エマニエル夫人』。そしてブルース・リー(前年死去)のドラゴン・シリーズ。ヌンチャクなるものをこれでみんな知りました。
「それにつけてもおやつはカール」のテレビCMが始まったのもこの年。ちなみにカールは日本初のスナック菓子(1968年発売)。サンリオのキティちゃん、初登場。本名キティホワイト。生まれはロンドン郊外。体重はリンゴ3個分(イギリスのリンゴは小さくて酸っぱいらしいです)。ドラえもんのコミック初創刊もこの年。ドラえもんの初登場は1970年(小学館学年誌に初連載)。体重は129.3キログラム(重いんですね)。
レコード大賞は森進一の「襟裳岬」。最優秀新人賞は麻生よう子(逃避行)。ちなみに、麻生よう子のライヴァルは西川峰子(あなたにあげる)。最優秀新人賞最有力でした。その他、新人賞を授賞したのは、浅野ゆう子、りりィ、テレサ・テン、中条きよし。時代を感じますね。それに、次のような曲もヒットしています。かぐや姫(南こうせつ)の「赤ちょうちん」、さくらと一朗の「昭和かれすすき」、グレープ(さだまさし)の「精霊流し」。そして、何といっても、この時代のアイドルは西城秀樹(傷だらけのローラ)と山口百恵(ひと夏の経験。百恵ちゃんは前年デビュー)。ヒデキと百恵ちゃん。そうです、この年は「ちびまる子ちゃん」
の時代だったのです。まる子ちゃんは小3、9歳。公式には1970年代とだけなっていますが、作者のさくらももこは1965年生まれ、9歳のときは1974年となります。
経済は不況、狂乱物価の時代ですが、今、ふり返ると、なにか良い時代という感じがします。皆さんはいかがでしょうか。
とにもかくにも、このような時代に、若き20代の社長夫妻が当社を始めたわけです。 |
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